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阪神間モダニズムと深江文化村

私たちの仕事場がある東灘区・深江は、「阪神間モダニズム」の礎を築いた地の一つです。かつてこの地には「深江文化村」が存在していました。1923年、地元の開業医・坂口磊石氏が自身の所有地に在日外国人向けの住宅団地を開発したのが始まりです。翌年には、外国人建築家による住宅が建ち並び、ロシア革命で亡命した音楽家ルーチンやメッテルらが移り住み、文化的な香り漂う街並みが形成されました。現在は看板と当時の写真、そして二本の松がその歴史を静かに伝えるのみですが、街には今もなお、歴史ある住宅地特有の穏やかさと柔らかな空気感が流れています。住む人、訪れる人に「ここにいたい」と思わせる、不思議な魅力がこの街にはあるのです。


深江文化村を示す看板
深江文化村を示す看板

芝生を取り囲むように建てられた洋館
芝生を取り囲むように建てられた洋館


 
 
 

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